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酒と登山とカメラと写真とチョッとだけ仕事の日々

山登り

常念岳・東天井岳・横通岳

投稿日:2011年7月20日 更新日:

2011/07/14・15

 東日本大震災のあった今年、原発事故などで夏場の電力不足が懸念される中、梅雨明けは例年より早く7月10日に明けた。
 夏場の電力需要が逼迫すると予想され、私の従事する車関連会社は7月8月9月を前代未聞の木曜日・金曜日を休みにして、土曜日・日曜日は出勤日となった。
 土曜・日曜・祭日1000円高速乗り放題が終わったのは痛かったけど、これで土曜、日曜に登るメリットがなくなり、変則的な休みですが山のぼら~としては駐車場は空いているし、山小屋は地獄のような混み具合から解放されます。
 近頃テント泊が多いのであまりこれは関係ないけどね。。
 そして今年の夏山が始まった。
 去年で標高3000mオーバーの山はすべて登ったので、今年から個人的目標を新たに「日本100高山」に決め、数年かけて達成していく。

 第一弾としては、温めの常念岳テント一泊です。
 日本100高山の中の、45位常念岳/58位東天井岳/72位横通岳に登る。

 登山前日夜に自宅を出発して、安曇野市にある登山道入口の一ノ沢を目指す。
 AM1:30に登山道入り口から300mほど手前にある車4台ほど止められるスペースに駐車し、(これも木曜日登山だから止められるんですね)仮眠後6:00過ぎに登山開始。



ココが登山道入口です。トイレと水場がある。(紙もあり)
登山届もここで提出。ここに駐車したまま登山しないこと。





登山道入口の看板。
常念小屋まで距離5.7km・標高差1200mを登りま~ス!





とにかく一ノ沢沿いを歩くため支流も沢山あり、丸太の橋が掛けられ、
登りやすくなっている。





入口から500mのところにある山の神鳥居




湧水が流れ込む古池




所々で水辺に降りられ、タオルを濡らして首にかけると
気持ちイイー!





大滝まで来ますが、特別滝らしきものは確認できない!




標高が上がって青空と新緑と雪解け水がある風景イイね~♪




新緑の芽を食べるニホンザルの群れが居た
サルにもいい季節だろうな~
こちらを警戒している。





立ち枯れた古木の中に新しい命が誕生して
人間が存在していない時から延々と続く営み・・・・・ナンチテネ





この丸太は今年新しく設置されたものですね。ありがたいです!




丁度中間地点の烏帽子沢まで来た。
ココから対岸に渡りるが、その前に今回初めての休憩をとった。
粒アンパンと水分補給





烏帽子沢から30分ほどで笠原沢に到着。




笠原沢はこんな感じで二つの沢が合流しており開けている。
対岸に渡り右の沢を登っていく。左の沢にも踏み跡があるので間違わないように!





コンロンソウかな?




これはわさびの葉?




ココからはしばらくは一ノ沢を沿いを直登する。




胸突八丁
ココからは高巻きの道が続くのでチョット注意が必要。
バランスを崩さないように登っていく。





胸突八丁の途中から登ってきた道を振り返る。




ヤマホタルブクロ




ミヤマカラマツ




胸突八丁の途中で下の沢を覗き込む。
残雪が増えてきたので霧が発生してきた





胸突八丁の高巻きの道で注意して歩けば問題なし。
但し、重い荷物でバランスを崩すと危ない





更に高巻きの道が続く。




ココが最終水場でここから頂上まで50分
常念小屋では飲み水が1リットル200円するのでここで汲んでいく。
コンビニで買ってきたペットボトルと、プラティパスに2リットル入れて
ザックがずっしりと重くなる





しばらく登ると、残り500mの看板




樹林帯を急に抜けるとすぐ上に常念乗越




常念乗越に約4時間で到着。
5月頃からジムに通い、鍛えていたせいもあり、それほど疲れないで
登って来ることが出来た。





霧が発生していて槍ヶ岳が薄っすらと見えている。




常念小屋~結構でかい小屋ですね!
雑誌2011年7月のPEAKSを見ると、300人収容するらしい。
ココでテント泊代600円と缶ビール♪を購入





テント場は2箇所あり、こちらは横通岳側のテント場。
階段状になっているが、今一平坦じゃないんだな~
夕方にヘリが5回ほど飛んで来て、テントが飛ばされないように抑えるのが大変。





テントを張ったら、お昼ご飯のラーメンを食べて、
サブザックに合羽と行動食にカメラを積み込み横通岳と東天井岳を目指す。
往復で3時間30分の道のり。横通岳の登りの途中から槍・穂高がバッチリ見えてきた!





槍ヶ岳をアップで!




横通岳の登り。
始めは樹林帯の中を通るが、途中から直射日光の攻撃をまともに受ける。





天気が良いのにオスの雷鳥が一羽歩いている。
完全に夏毛に入れ替わっている。





横通岳への登りで常念乗越を振り返ると、乗越なので雲の通り道になっている。
(真ん中の赤い屋根が常念小屋)





コマクサ




横通岳の頂上が見えてきた。
下側には巻き道が見えますね。帰りはこの巻き道を利用する。





横通岳の頂上!
碑はないけど三角点があったのでかろうじて頂上と判明





この先に見える山が東天井岳
これから約1時間掛けて向かう。





東天井岳南斜面から来た道を振り返りると
こんなナイスな風景が・・・・・





東天井岳を見上げる。




チングルマの花!
花が散ると綿毛が出てまた楽しませてくれる。





東天井岳南斜面のお花畑!




東天井岳直下のコルに到着しましたが、東天井岳のヒの字も見当たらないなってこった!
皆さんこの上に東天井岳があることを知らずに通過しているみたい。





東天井岳頂上。
三角点も碑もない寂しい頂上でした・・・





東天井岳のピークを探すのに手間取り若干遅れたが、
15時30分に常念小屋に戻ってきた。しかしテントの中は蒸し風呂状態で
入ることは出来ず、小屋前のテーブルで念願のルービーです♪





明日登る常念岳の登り。
右側に見えているのが、常念岳頂上。



夕焼けを期待したが、ほとんど焼けることはなく終焉を迎えた。
7時30分にはテントに入り、2時30分に目覚ましをかけ早々と就寝。
テントを張った場所が若干傾いていたため寝難かった・・・・





2011/07/15

2時30分に目覚ましが鳴ったが、テントはバサバサと音を立てて風と戦っている模様。
うーんどうしよう???と、二度寝・・・・・・
はたっ!と次に起きた時は3時30分頃。
毎回行動が遅いぞー
常念岳までは1時間の登りでもう日の出には間に合わない。
常念乗越で朝日を待って、そのあと登るか思案中にどんどん時間は進んでいく!
重い腰を上げて三脚を持ってスタートしたのは、4時!
頂上には間に合うわけもなく、途中で日の出を迎える最悪のパターン



それでも常念岳頂上は一番乗り!ひとり占めで、写真撮りまくった!




頂上から前常念岳を見る




常念岳頂上の祠と槍ヶ岳
お賽銭を100円入れておいた・・・・





ココは常念岳頂上と常念小屋と三又(前常念)に向かう三差路。
どこでも槍と穂高がフレームに入るので絵になる~





常念岳の下りで、常念小屋と横通岳




6~7人のパーティーが常念岳を登っていく。
多分このパーティーは蝶ヶ岳まで行くんだろうな~
山ガールもいて、うらやましい♪





テントを撤収して、朝飯のお茶漬けを食べたら下山。
が、快晴の空を残して常念を去るのは名残惜しい~
最後に常念小屋の屋根と吹き流しと槍をパチリ!





【雑感】

去年の第一弾は、塩見岳だったが、この時は登りも下りもきつかったが今回は体力的にかなり楽だった~!膝の痛みもなく下りを2時間でかなり早く降りてこれた。
心残りは、テント場が平坦じゃなかったこと!これは結構大事。
穂高や槍を見るには最高の場所じゃないかな~!まだ笠ヶ岳に行ったことはないが、どちらがイイかな~

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