Digital-Nature-Photo.com

酒と登山とカメラと写真とチョッとだけ仕事の日々

山登り

火口近くは噴石による脅威!2017年G/W「阿蘇山」登山。(百名山81座目)

投稿日:2017年5月21日 更新日:


2017年第5弾は日本百名山81座目「阿蘇山」の高岳に登ってきました!

 4月は仕事が忙しかった~!残業60時間と休日出勤1日 。おっさんをこき使いやがって過労死したらどうするんだ!^^

 休出の代休を28日(金)に充ててG/Wを10連休にし、九州に残した百名山2座「宮之浦岳」・「阿蘇山」を登りに行ってきました。
 
日程はこんなでした。
4月28日(金):羽田空港→鹿児島空港→屋久島空港→淀川小屋(避難小屋泊)
4月29日(土):淀川小屋→花乃江河→黒味岳→宮之浦岳→新高塚小屋(テント泊)
4月30日(日):新高塚小屋→高塚小屋→縄文杉→楠川分れ→辻峠→白谷雲水峡→民宿(泊)
5月01日(月):民宿→宮之浦港→鹿児島港→ホテル(熊本)
5月02日(火):ホテル→仙酔峡→高岳(阿蘇山)→中岳→仙酔峡→ホテル
5月03日(水):ホテル→(バス)→延岡(実家)
5月04日(木):延岡(実家)
5月05日(金):延岡(実家)→(電車)→宮崎空港→羽田空港→自宅



阿蘇山登山(5月2日)
 
 阿蘇山は去年のG/Wに登りに来たけど地震で登れなかったので今回がリベンジ!

 朝6時に出発して車で熊本市内から阿蘇山(高岳)登山口のある仙酔峡を目指す。途中のコンビニで昼飯を購入後は、阿蘇警察署を過ぎて国道53号線を右折し仙酔峡方面に向かう。
 途中に車を置いて登山準備を整えて、仙酔峡ロープウェイ跡地の駐車場を目指して車道を歩き始める。地すべり地帯を過ぎて日本山妙法寺の仏舎利塔を超え仙酔峡ロープウェイ駅を過ぎて駐車場到着。地震以前から放送さていたであろう火山に注意するようにスピーカーから放送が流されている。駐車場脇の「花酔い橋」を渡って仙酔尾根ルート登山スタート。

 目の前の斜面はミヤマキリシマの群生地で満開になると凄いんだろうな~。登山道は思ったほど荒れてなくて鮮明で迷うことはない。チョッと手入れされている雰囲気もある。
 溶岩が固まった尾根でゴツゴツしていて丁度ステップが切られているようで登りやすい。
 登り始めて30分もすると朝早く登った登山者たちが下山してくる。やたらと速いのでこの後は九重山でも登るのかな?
 ロープウェイ側の登山道を見るとそちらから登る登山者もいた。駐車場から仙酔尾根の標高差650mを2時間弱登ると稜線に出た。左に行くと高岳東峰で右に行くと高岳なので右方向に進む。左下には月見小屋が見える。休憩小屋だけど泊まると名前の通り月がキレイに見えるんだろうな~なんて話しているとスグに高岳到着。日本百名山81座目ゲット。

 続いて、中岳を目指す。以前の噴火警戒レベル2だと中岳は登山可能範囲から外れていたが、2017年2月7日噴火警戒レベルが2年半ぶりに一番低いレベル1に下がったため可能となった・・・と思う。まあ自己責任で足を踏み入れる。中岳を過ぎて火口東展望所に向かう歩道の手すりは噴石でバラバラに壊れていた。火口東展望所からも火口の中は見えなかった。残念!
 少し下って廃墟となった仙酔峡ロープウェイ火口東駅で昼飯を食べて、ロープウェイ脇の登山道を下り駐車場に戻った。

おしまい


噴火警戒レベル1になったので、火口に近いルートを歩いてみた。
仙酔峡ロープウェイ駐車場 → 仙酔尾根 → 高岳 → 中岳 → 火口東展望所
→ 仙酔峡ロープウェイ火口東駅 → 仙酔峡ロープウェイ駐車場






仙酔峡入口にあった先日(5月1日)の火山情報。






ここから先は道路が土砂に埋まって車では進めない。






仏舎利塔と阿蘇山。。左側が高岳方面です。






仏舎利塔右側は地震で発生した地すべり跡が生々しい。






コンクリートの道が崩壊。






下の道まで崩れている。






阿蘇山に一緒に登るモッチ~登場!






危ないことが好きな管理人。大胸筋が付いたな~。。






根子岳のギザギザがそそる~。






仏舎利塔と取り残された車。ナンバープレートは外されていた。廃車?






仏舎利塔の上にもう一台。同じようにナンバープレートは外されていた。






仙酔峡ロープウェイ駅。廃墟と化していた。
阿蘇山ロープウェーの年間旅客数が57万人強に対して、仙酔峡ロープウェイは8万人強
(2006年実績)と、経営が成り立たず2010年5月から営業されていない。
つまり7年間放置されたまま・・・・。






地割れ。去年の熊本地震の爪痕。






仙酔峡インフォメーションセンター。自販機・トイレも使えない。






駐車場から見る高岳方面。目の前が仙酔尾根。






山肌が陥没している。






仙酔峡尾根ルート入口の「花酔い橋」。。






花酔い橋の上から。水はちょろちょろと流れている。






ススキがチョッと道を塞ぐが、楽に通れる。






ミヤマキリシマ?。






仙酔峡ロープウェイ駅を振り返る。






コンクリートの階段に大きな石が道を塞ぐ。地震で転げ落ちてきた?






高岳への看板倒れたまま。






溶岩で固まっているので足掛かりになって登りやすいのよ。






モッチ~!赤い上下似合ってるよ♬。






山肌陥没の規模がでかい。溶岩で地下空洞が陥没の原因か?なんてね!^^






廃線の仙酔峡ロープウェイ側。小さく登山が見えた。






急登だけど登りやすい登山道。






1時間ほど登って休憩中。モッチ~撮影。






振り返ると薄っすらと九重山。






火山って感じの山肌を登っていく。






仙酔峡ロープウェイ火口東駅とその裏側は第一火口。






山肌の陥没地帯を登っていく登山道。






屋久島と違って火山であることを実感する。






振り返ると結構登ってきたな~。






管理人とモッチ~のツーショット♬
2年熊本に住むモッチ~も高岳登頂は初めてだってさ!






落ちそうな岩。






回り込むと「崩落キケン」の文字が書いてあった。






稜線に出た!






高岳東峰もあるんだ~!今回はパス。






月見小屋。ココに泊まって星空を撮ってみたい。






高岳東峰方面。






キレイな案内板。






高岳はもうすぐ。






高岳直前で管理人をモッチ~撮影






月見小屋は台地に立っている。






高岳登頂。管理人は百名山81座目。
これで西日本の百名山は全部登った事になる。






また根子岳。






次に目指す中岳と火口から上がる薄い噴煙。右端には仙酔峡ロープウェイ火口東駅。






稜線は砂千里ヶ浜方面から来る登山道になっている。






地盤が脆い。






中岳頂上手前。






火口から1kmの位置にある中岳頂上。後ろは第一火口。






眺望案内板






上の眺望案内板と比較しても緑が少ない。噴火したから?






薄い噴煙を上げる第一火口。






こちらは第四火口






第一火口手前に火口東展望所






火口に近づいてきた。






この辺が砂千里ヶ浜だと思う。






脆そうな山肌。






案内板。左下隅には噴石が当たった形跡。






火口東展望所に向かう登山道。・・・・・!?






手すりが壊れて散乱しているのは何でかな?






この石はどっから来たのかな?






手すり崩壊中。






火口東展望所からの第一火口。ココからでも火口内部は見えず。






昔はココも噴火口だったんだろうな!






噴石による影響か防空壕の鉄筋が一部露出。






仙酔峡ロープウェイ火口東駅






廃墟・・・






仙酔峡ロープウェイ火口東駅で昼飯を食べる。






下から見た仙酔峡ロープウェイ火口東駅






この尾根が登りに使った仙酔尾根ルート。






仙酔峡ロープウェイ駐車場に戻ってきました。






ロープウェイ脇を降りていて拾った登山ポーチ。
中には携帯電話・車のカギ・現金1,000円などが入ってました。
登山予定表が入っていて、阿蘇山登山日は5月1日だったので前日落としたんだと思います。
心当たりのある方は阿蘇警察署に届けておきましたので連絡して下さい。






【雑感】

 去年のG/W直前で起きた熊本地震による街中の爪痕は感じなかったけど、山の方に行くと大きな崩壊地などあって地震国日本と思い知らされる。
 4個のプレート(北米プレート・ユーラシアプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレート)の境界上にある日本列島が沈没する日もあるのかも・・・
 そんな悲観的になっても仕方ない。とりあえず阿蘇山(高岳)に登れたことを感謝しよう!



参考になった! 面白かった!と思った方は ρ('-'* ) ポチッとお願いします。


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ  にほんブログ村
 ← こちらもお忘れなく!^^ 登山 ブログランキングへ
 

-山登り

Copyright© Digital-Nature-Photo.com , 2024 All Rights Reserved.