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山登り

紅葉満開の「甲武信ヶ岳」登山記録

投稿日:2014年10月26日 更新日:


2014年第17弾は奥秩父山塊の日本百名山〝甲武信ヶ岳〟に登ってきました!


 10月半ばまで仕事が忙しく有休を取れなくて11月末に向けて数日消化しなければならなくなった。中央アルプス・南アルプス南部と2週連続山登りに行ったので特に用事もないが今週はおとなしくしているつもりだった。
 しか~し24(金)・25(土)・26(日)と快晴の天気予報!夏の天候不順で今年はあまり出掛けられなかった分を取り戻すため予定変更して登る山を物色しはじめた。。
 日本百高山で未踏の〝蝶ヶ岳〟にしようか?しかしこのところ遠くの山ばかりでガソリン代と高速代をかなり消費してしまったから近場の山がイイよな~。。雲取山日帰りじゃもったいないし、景色が良くてガッツリ登れてテント泊(節約)出来る山を選定した結果。日本百名山の〝甲武信ヶ岳〟に決定。高速を使わないで登山口まで行けるし、登りC.T5時間で甲武信小屋はまで営業中(ビールが買える)でテント泊も出来るので理想的。
しまった雁坂トンネル往復1460円を忘れていた~

 甲武信ヶ岳の名前の由来は、山梨と埼玉と長野の県境に位置しており、州(山梨県)、蔵(埼玉県)、州(長野県)の頭文字を取ったと言われる。また日本海と太平洋の分水嶺となっていて、信濃川・富士川・荒川の源流となっていることでも有名。




 金曜日の朝5時に起きて荷物を車に積み込み5時30分自宅をスタート。所沢から国道299号線を秩父に向けて車を走らせ秩父で国道140号線に乗り換え山梨方面に向かう。雁坂トンネルを越えるとすぐに西沢渓谷入口に到着する。ココが甲武信ヶ岳の山梨側登山口。

 無料駐車場に車を止めるが平日の割にやたらと車が多い。。。車から降りてすぐに原因が判明!紅葉が丁度ピークを向えていたからだった。。そういえば10年位前に家族で紅葉を見に来たことがあったっけ。。この西沢渓谷は関東近郊の中でも有名な紅葉スポットだったのを忘れていた。まあ登山以外にも紅葉の撮影もできるのでラッキーではあるが!

 出発すると20分ほど林道を歩く。この間にも鮮やかな紅葉を撮りながら進むので時間が掛かる。。甲武信ヶ岳に登るルートは近丸新道と徳ちゃん新道の2本があり、この2本は途中で合流するのでどちらを登っても問題無いがなんとなく徳ちゃん新道を登る。しばらくは紅葉の中を写真を撮りながら登るのでなかなか進まない。徳ちゃん新道は戸渡尾根をズット尾根通しに登るため急登が多い。途中からシャクナゲの林の中を通りシャクナゲ林が終わると徳ちゃん新道と近丸新道の合流地点。そこからは倒木と木の根と浮石と格闘しながら1時間30分登ると稜線の分岐に出た。このルートは殆ど展望が無くひたすら樹林帯の中を歩くので面白くない。始めに紅葉があったから助かった。。この時期の登山はチョッと雲が出て太陽が遮られると急に寒くなる。登っていて汗を掻いても掻いた汗がすぐに体温を奪っていく。服の選択が難しい。

 分岐を左に進むとすぐに木賊山(とくさやま)の頂上に着くがココでも展望全くなし。木賊山でおにぎりを食べて進むと崩壊地がありその先に甲武信小屋がある。ココのテン場は段々になっていて25張程度が張れるかな?地面はフラットで石が少なくペグも刺さり易く点数の高いテン場です。テント設置しテン場代1000円を払った後は小屋前のテラスでビールと焼酎を飲みながら小屋泊まりの人たちと山談義。

 16時過ぎアルコールを摂取して重くなった腰を上げて頂上に向かう。15分ほど登ると甲武信ヶ岳頂上。若干酔っぱらっているのでもチョッと掛かったかも・・・。頂上ではイイ感じに日が傾いてきた。もうすぐ日の入りなのにクラブツーリズムの団体さん24名(ガイド含む)が毛木平から登ってきて、日没過ぎまで頂上で景色を堪能して甲武信小屋に下って行った。チョッと遅くないかい!その後も撮影を続けて17時30分頃甲武信小屋に向けて下山を開始したが、ヘッデンを持ってきてなかったので暗くて危なかった~。小屋前で夕飯を作って食べ、テントに戻って残った焼酎を飲んで19時頃シェラフに入ってランタンを消して寝た。

 25日(土)は4時30分頃に起きてコーヒーを飲んで5時過ぎに甲武信ヶ岳山頂手前の岩の上で三脚にカメラをセットして日の出を待つ。昨日の夕方の雲海より減ってしまったが甲府盆地の上に雲海が出ている。ココは富士山撮影ポイントとしては私の中でベスト3に入ると思う。
 日の出過ぎまで撮影してテントに戻り朝飯のラーメンを食べてからテントを撤収作業に掛かる。下山準備完了させ荒川源流の碑を見にテン場の脇を通って15分ほど下る。どうせならもう少し流れが細くて最初の一滴みたいな所に源流の碑を建てて欲しいな~!往復に25分位掛かった。。チョッと遠い。。。

 遅めの8時過ぎに甲武信小屋を出発した。もちろん最後の1人。下りの途中で尻餅を付いた時にまたストックを折ってしまった。これまでにトータルで4本ストックを折っている。西沢渓谷の林道に出たら沢山の観光客で圧倒された。

おしまい。


無料駐車場から見上げると。。。。




無料駐車場はほぼ満車状態。




林道を進む。




紅葉がピークを迎えている




天気も紅葉も最高!




気持ち良い林道歩き。




近丸新道入口!ココはスルーする。




カエデも真っ赤に染まっている。




徳ちゃん新道入口。




紅葉が凄くて立ち止まって撮影が多くてなかなか標高が稼げない。




落葉松も綺麗だ!




見上げて撮影。広角の21mmだから出来る技。




赤い色が目立つ紅葉は派手ですね。




とにかく尾根通しを登る。




黄色と赤色が映えるね~




木の根が凄い!前日降った雨で滑りやすい。




登山道脇まで紅葉が迫ってくる。




適当な間隔で急な登りとなだらかな登りがあり登り易い。




撮影が忙しくて登れない。




落葉松林の中紅葉が点在




シャクナゲの森を過ぎると段差の多い登山道に代わって行く




近丸新道と徳ちゃん新道合流地点。
近丸新道は沢を越えるため悪天候時は徳ちゃん新道を通った方が無難。





合流後は戸渡尾根を登って行く。




所々に看板と、ロープが張ってあるので道迷いはなさそう。




急登の倒木地帯をガッツリ登らされる。




石も多くて浮石に注意。




稜線合流まじかでガスって来て展望全くなし。




ココは岩を巻くより岩上を通った方が安全。




稜線の縦走路に合流!右が雁坂峠方面で左が甲武信ヶ岳方面。




スグに木賊山。晴れてきたが全く展望なし。




木賊山を過ぎてすぐに崩壊地で展望が効いてこの景色♪。右の山が甲武信ヶ岳。




途中で絵になる苔みっけ。




途中の撮影が忙しくて4時間チョッと掛かって甲武信小屋到着!
テラスも広くて寛ぎやすい小屋で好感が持てます。トイレもすごく綺麗!





まだ〝鯉のぼり〟かい!




私のテントがポツンと一張。最終的に3張。後に見えるのは太陽光発電?
東斜面なので甲武信ヶ岳の陰に入り陽射しが無くなり冷え込む





小屋前でプチ宴会中に、小屋のストーブの煙と太陽光が良い感じに!




気温は6℃。それほど寒さを感じない




プチ宴会後は16時前から夕日撮影のため甲武信ヶ岳に登る。
小屋から15分ほどで頂上。





雲海が波のようにうごめいて凄いぞ!




日没が近い。




甲武信ヶ岳頂上が夕日に照らせれる。染まってないけど・・・・




日没後の富士山と雲海。








25日は5時頃からカメラを三脚にセットしてスタンバイ




昨日より雲海が少なくなったが、良い感じで富士山を撮影できた。




富士山撮影後に頂上に行って最後のお別れ。。。あれ!どこにも標高が書いてないゾ!




小屋に戻って帰り支度を済ませ、埼玉県民なので荒川の源流を見に行く。




10分以上下って〝荒川源流の碑〟




思ったより流れがある。源流なんだから最初の一滴とか湧き出ているとかにして欲しい。




小屋を出発してまた木賊山まで登り返す途中の崩壊地。




富士山は見えないが崩壊地からの眺めがイイね~




登り口の看板には鶏冠山の案内があったのに鶏冠尾根は通行止めで鶏冠山には行けない。。




素直に元来た道をたどって下山する。




前日ガスっていた場所からはこんな絶景がみえたんだ~。これで景色の見納め。
下にはダム湖の広瀬湖。





下山途中で滑ってストックを折っちゃったヨ。




【雑感】

 ココはズーット樹林帯の中を登るので面白くないが、展望が開けた時の景色が凄くてチョット感動する。
 秩父山塊は北アルプスや南アルプスと比べるとこじんまりしている感は否めないが、アクセスが良くて頂上までの時間も手頃で景色も良くて十分な魅力を持った良い山でした。今度は雲取山あたりからガッツリ縦走したい。


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