毎年夏休みにしか行けない集中〝百高山〟めぐりに出かけてきた。
今年中に南アルプス百高山全完登を目論んでいる。(残りは10座)そのためにはこの夏休み如何に多く登るかが重要となってくる。
今回の予定は、
①2725m_87位_小太郎山
②2693m_93位_安倍荒倉岳
③2667m_100位_新蛇抜岳
④2698m_91位_北荒川岳
⑤2865m_40位_蝙蝠岳
⑥2895m_35位_広河内岳
⑦2767m_73位_大籠岳
⑧2718m_83位_黒河内岳(笹山)
の8座に登るためルート設定は、
奈良田(車) ⇒ バス ⇒ 広河原 ⇒ 御池小屋(泊) ⇒ 小太郎山 ⇒ 北岳 ⇒ 間ノ岳 ⇒ 三峰岳 ⇒ 熊ノ平小屋(泊) ⇒ 安倍荒倉岳 ⇒ 新蛇抜岳 ⇒ 北荒川岳 ⇒ 蝙蝠岳 ⇒ 熊ノ平小屋戻り(泊) ⇒ 西農鳥岳 ⇒ 農鳥岳 ⇒ 広河内岳 ⇒ 大籠岳 ⇒ 黒河内岳 ⇒ 奈良田の3泊~4泊の行程。
初日は奈良田の駐車場から13:05出発のバスで広河原に入り、2時間ほど登り御池小屋に到着。テント泊受付を済ませ速攻で設営し、受付へ走って❤生ビール❤頂戴ぃぃぃ~ 汗かいて山登った後のビールは最高!
夕飯後も暗くなるまでビールと日本酒を飲んで、その後テントに戻って19時過ぎにはシェラフにもぐり込んだ。
次の日は5時に出発しまずは急登の草すべりを登る。少し前に出発したどこぞの大学の山岳部20人ほどが2チームに分かれて登っているが、全部抜いて二股分岐まで出て少し登ると小太郎山分岐に出る。ココにデカザックをデポし、アタックザックで小太郎山に向かう。ルートが鮮明ではないが稜線なので大きなルートミスもなく小太郎山到着!これで日本百高山63座目。。
小太郎山から小太郎分岐までは登り返してまた重いデカザックを背負って北岳肩の小屋に向かう。20分程度で肩の小屋に到着して〝コーラ〟を注文。この山で味わうショワショワ感がたまらん!
その後は、4.5回目となる北岳を通過し北岳山荘でポカリを購入し中白根を経由し間ノ岳に登った。
今年の5月に奥穂高岳(3位)と富士山(1位)に登り、8月に槍ヶ岳(5位)、今回北岳(2位)、間ノ岳(4位)に登ったので5・8月だけで日本百高山の1~5位まで登ったことになる。全て以前に登頂済だったので特別な思いは無かったが良く登ったもんだ・・・・
間ノ岳から下って三峰岳にを通過する。ココの標高は剱岳と同じ2999mだけど岩の塊で百高山の山としてはカウントされない。ジャンダルムみたいなものだと思う。
そこから標高を下げダダ広い三国平に出て更に下げて熊ノ平小屋に到着。途中で〝マルバダケブキ〟の群生が黄色の絨毯のように群生していた。
4日目の行動を考えて素泊まり朝食付きで小屋泊とした。3日目蝙蝠岳から戻ってすぐに農鳥小屋に移動できるようにテントを畳む時間を惜しんで小屋泊とした。
たまたまテント泊している〇崎君と話していると、私の会社の同僚の山ノボラーとツイッターで繋がっていることが判明。珍しこともあるもんだ。。
もう一人こちらがメインですが(笑)、カナダ人の有名国立大学に通うメ〇リーさん。子供の頃に日本に住んでいて日本が忘れられず留学したそうです。たった一人で南アルプスをテント泊しながら登っていて次の日熊ノ平小屋から塩見岳を往復するらしい。私とほぼ同じルートを通るため早立ちすることを進めた。
奈良田の無料駐車場!本格的なお盆休みに入る前日なのでまだ少ない。
しかし木陰がないので暑ち~い。
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駐車場内の停留所。トイレも設置されているが水は出ていなかった。
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バスに乗って広河原到着
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野呂川を越える前の吊橋から北岳を見る。
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野呂川に掛る吊橋。
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広河原小屋脇の分岐
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20分ほど登ると御池小屋と二股(大樺沢)の分岐に出る。
御池小屋側の急登に進む。
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こんな感じの急登が約1.5時間続く。
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急登が終わると左に曲がり所々崩れた登山道を高巻いていく。
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広河原でバスを降りて2時間で御池小屋到着。
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さっさとテント設営して、生ビール注文!旨い~
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立て続けに缶ビール!しあわせ~
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本日のお宿。チョッと斜めってるけどまあ大丈夫でしょう。
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本日のディナー♫ 茄子入りトマトソースパスタ。
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ディナーの後はもちろん深酒・・・。
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次の日いきなり草すべりの急登から始まる。
どこぞの大学の山岳部の集団を抜いて登る。
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草すべりの途中から見る鳳凰三山観音岳横からの朝日。
また登りたいね~!子供と登って手痛い目にあった鳳凰三山だけども良い山です。。
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草すべりを登りきると肩の小屋・二股・草すべりの三差路を肩の小屋方面に登って行く。
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スグに小太郎分岐点に出るので小太郎山に向かう。
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まずは100m下ってから稜線を進みその先に小太郎山がある。
うへっ!結構遠いぞ~
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意外と難所有。
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1時間ほどで小太郎山到着。日本百高山63座目
北岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒・鳳凰三山の中央に位置し眺めは最高!
九州から来た母親と娘の二人と遭遇。母親は小太郎山の頂を踏んだが娘は手前でお昼寝!
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小太郎分岐を目指して登り返す。
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小太郎分岐でまた重いザックを背負って肩の小屋を目指して団体さんの後に着く。
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小屋まで2分の標識。この手の標識意外と好き。
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画像の縮尺間違えた・・・まあいいか!
炎天下で飲むコーラ!思い出しただけでも喉がショワショワする。^^
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肩の小屋。年々増築されて広くなっているような気がする。
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肩の小屋を過ぎて北岳に向かう途中に両俣小屋に向かう分岐。
噂では数年は整備されていないルートらしい。要注意
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北岳に登る途中から見える今日のルートの間ノ岳!
ココが日本一長い3000mの稜線らしい。富士山を左に見ながら歩く稜線はかなり贅沢
右後ろには明日のルート塩見岳方面まで見て取れる。
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北岳頂上が見えてきた。
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やたらと混んでいる頂上。
草すべりで抜いたどこぞの大学の山岳部と同時に到着。
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3193m。4回目の頂上
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以前私が頂上に置き忘れたヤカンがこんなことに・・・
回収しちゃおうかな・・・・うそデス!
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北岳山荘側に下り始めてしばらく行くと八本歯のコルへの分岐!
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斜面のお花畑。黄色がまぶしい
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北岳山荘到着!うどんかカレーでも食べたかったが昼飯なし。(カップラーメン程度ならあり)
ポカリスエットを購入して先に進む
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中白根山の上を飛行機雲が走って行く。
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中白根山到着。3000m超える標高があるが百高山にはカウントされず。
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この手前から間ノ岳に向けて日本一長い3000mの稜線が続く
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間ノ岳到着!日本で4番目の高峰。
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間ノ岳頂上は三峰岳(仙塩尾根)と農鳥岳方面の三差路で、三峰岳方面に向かう。
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三峰岳が近づいてきた。その手前に仙塩尾根がぶつかる!
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三峰岳到着!まあ岩の塊だわね。
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軽い難所を抜けて三国平を越え本日のお宿熊ノ平小屋を目指して進む
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チングルマの綿毛!綿毛は今年初めての出会い。
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クマも危険だと思うが・・・
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この辺が三国平かな?
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農鳥岳と三国平を結ぶトラバース道分岐。明後日はココを通って農鳥岳を目指す予定!
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三国平を越えると熊ノ平小屋が見えてくる!
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マルバダケブキの群生地!
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熊ノ平小屋に到着!
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熊ノ平小屋前のテラスの柱!継ぎ足してるしけっこう曲がってるがな!
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熊ノ平でテン泊中のカナダ出身のメ〇リーさん!若くてカワイイんです❤
次の日は私と同じ様に熊ノ平小屋から塩見岳ピストンするそうだ。
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おまけ^^で、会社の友人とツイッター仲間だった〇崎さん!
今度からバーナー忘れないようにね!
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流血の第2章へ続く。
【雑感】
今回は百高山8座を予定していたが、結局6座しか登れなかった。どうしても貧乏性なもんで1日の行動予定が長くなってしまって後半の体力が厳しくなってしまう。まあ6座登れたし楽しい山登りが出来たので結果オーライでした。
南アルプスの北側は関東方面からだと奈良田もしくは芦安のアクセスが良くていい。北岳・間ノ岳を過ぎると極端に人が少なくなり静かな山歩きも楽しめる。仙塩尾根も通ってみたいし今後何度も来る事になると思う。