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山登り

聖岳~赤石岳 2

投稿日:2010年7月30日 更新日:


2010/07/23・24・25


今日の目的地は、赤石岳避難小屋。
去年も赤石岳に登ったが、天気が悪くて展望はまったく無くその時のリベンジする。
但しそこまでには聖岳→兎岳→中盛丸山→百間洞の家→百間平→赤石岳避難小屋と縦走しないとたどり着けない。特に最初と最後が数百メートルの登りがあり、更に1日で、距離14.7km・累積標高2250mは私の中では未知の世界。


AM3:00に起きて朝食を食べ、出発の準備を整え聖平小屋をまだ真っ暗な朝の4:00前にヘッテンをつけて出発する。


まずは木道を200mほど進むと上河内岳と聖岳の分岐にでるので、そこを聖岳の右側に進む。




分岐から20分ほど登ると〝薊畑〟に到着する。
ここは聖光小屋と聖平小屋と聖岳の分岐になっている。
真っ暗で良く判らないので写真を撮ってすぐ出発。





登ったり、下ったりしながら少しづつ標高を上げて行く途中で
東の空が明るみだし、富士山が見えてきた。
会社の同僚が同じ時間に富士山の頂上で朝日をまっているはず。





聖平小屋を出て1時間20分ほどで小聖岳に到着。
ココからの富士山も綺麗でしたが、あまりにも眩しくて写真は
撮らずに先を急ぐ。奥に見えるのが聖岳頂上!





聖平小屋を出発して2時間30分で聖岳に到着~
これで3000m峰21座中19座ゲット。残りは仙丈ヶ岳と立山だけ。
年内の完登が見えてきた。ガンバロー♪
しっかし頂上からは360°の大パノラマ。
25分掛けて奥聖岳までも行けるが、今回はパスして先を急ぐ。
本日目指す赤石岳も見えるが、左回りでグルーッと回り込んで
いかなければならない。本日中に着く事ができるのか不安。





だんご三兄弟のような頂上の碑がなかなか味わいがある。
丁度碑の後が赤石岳頂上になる。





聖岳からこのピンク色のルートを縦走する。写っていない右側の先に
百間洞山の家があって更にその先に百間平をへて赤石岳避難小屋を目指す。





途中で花の撮影なんかしたりしてネ♪




これは兎岳。頂上手前の平らな場所に兎岳避難小屋がある。
聖岳を下って行くが、兎岳のコルまで400m下って、また兎岳まで200m登り帰す。
ココの登りは、段差や木の根があって登りにくいゾ~





ヒーヒー言いながら登って兎岳手前の兎岳避難小屋まで来たが、
今回小屋はスルーします。
兎岳避難小屋は老朽化していてとても泊まれる状況ではなかったが、
去年内部がリニューアルされて綺麗になった。(外観は変化ありません)
標識にはここから百間洞山の家まで180分とある・・・・





兎岳に到着~!頂上では百間洞山の家から来た人3人が休憩していた。




兎岳を下ってきてまた登り帰して小兎岳を目指すが
ココはなだらかな登りなので、一息つける。右上の奥に見えるのが本日のゴール赤石岳。





続いて越えなければならない山は中盛丸山。良いカタチをしている。
実は中盛丸山の前から百間洞山の家へのトラバース道があるとばかり思っていたが、
この山を越えないと百間洞山の家へのトラバース道にはたどり着けないことを知り、かなり凹んだ。。





なんとか中盛丸山の頂上に着いたが、棒ッきれが立っているだけのお粗末な頂上。




中盛丸山からは次の大沢岳が見えるがココは登らずにトラバース道を通って、百間洞山の家に向かう。
2011年3月追記:日本100高山を目指すのであれば、大沢岳も登らなければならなく、
この山だけ登りに来るのは面倒だな~!
2012年8月追記:ようやく大沢岳の登れた。






大沢岳手前のトラバース道の標識。
ココからは百間洞山の家までトラバース道を下っていくだけ。





百間洞山の家では牛丼・カツ丼を出すって噂なので、得意の呟きが始まった。
〝カツ丼〟と〝コーラ〟♪、〝カツ丼〟と〝コーラ〟♪、〝カツ丼〟と〝コーラ〟♪、〝カツ丼〟と〝コーラ〟♪



トラバース道から百間洞山の家が見えてきた。
見えてくると俄然やる気が出る!←単細胞





百間洞山の家手前の谷筋を水が流れていて、これがまた旨い!
ここから百間洞山の家まで飲み水を引いている。





AM10:55に百間洞山の家に到着。
小さな山小屋をイメージしていたが立派な作りの小屋。
結局、〝うどん〟と〝ラーメン〟しか出来ないって言われ_| ̄|〇ガックシ。。
結局自分で持ってきたラーメンを作ることにした。コーラだけは購入





小屋の前にある机で炎天下の中ラーメンを作って食べた。
ココでまた水を補給して出発。ココから赤石岳まで
距離4.5km・標高差635mの道のり。





小屋の前を小川が流れている理想的な環境~!
ココにテントを張って小川で洗濯するそうです。ビールも冷やすと最高!





ガレ場の急登を登りきれば百間平に出る。
ホントに平で歩いていて気持ちの良くなる場所。





百間平から赤石岳方面を
直登しないでトラバース気味に斜めに登っていく登山道がはっきり見える。





百間平から振り返ると、本日歩いてきた山が見て取れる。正面が聖岳。




赤石岳に続く登山道に近づいてきた。きつい登りになりそうな予感!




予想に反して道は大きな石が積み重なっていて、とっても歩きやすくスイスイ登れる。




トラバース気味の登山道を登りきればまたまた平らな場所に出た。
ここから赤石岳避難小屋まで700mの距離。ヤッター♪





最後の急登を登りきればヤット赤石岳避難小屋が遠くに見えてきた。
思ったより遠かったんでチョッとガッカリしたが、目標が見えているだけでも安心感がまったく違う。





赤石岳避難小屋の手前50mの雪渓を登っていると、小屋の管理人さん夫婦?
から〝かなりバテてるねー〝って窓越しに声を掛けてくれた。常に登山者を確認してくれているんでしょうね





赤石岳避難小屋入り口。
本日宿泊の手続きをしながらビールを胃に流し込む。
とにかくビールがキンキンに冷たいくて旨い~♪
ここで出発時に購入した3000円券を出して、2000円を追加し本日の宿泊代5000円分になる。





立て続けにビール二本飲み干す。
それにしても何でこんなに冷えているのって管理人さんに聞くと
〝冷えてないビールは苦味があってまずいでしょ〟
だから毎日雪渓から雪を飲み物ケースに運んでくるそうです。
さすが愛すべき飲んべーの管理人さんです♪





赤石岳避難小屋の2階。全て就寝スペースになっている。




聖平小屋から赤石岳避難小屋まですれ違った人の数は、兎岳の登りで1人・兎岳の頂上で3人・百間平で2人の6人しかいなかった。(百間洞山の家のスタッフ除く)
静かな山歩きをするんであれば南アルプス!
寂しい気もするけどこれはこれで楽しい。


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