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山登り

厳冬期の浅間山登山記録

投稿日:2013年1月6日 更新日:


2013年第一弾は浅間山から


 今年も正月はだらだらと過ごし、年も明けて4日も経つと体重が気になりだしようやく始動デス。去年の1月末に雪が多くて敗退した浅間山に登りに行き、無事に前掛山まで登って借りが返せました。

 4日は標高2500m以上で風が20m/secと強い予報だったので1日延期し、7~8m/secと弱そうな5日に登る事にした。
 ところが、樹林帯を抜けて少し登り始めると15~20m/sec位の強風で飛ばされそうでした。。帰りに火山館の管理人に聞くと35m/sec位は当たり前でその程度は〝そよ風〟と言われた。><

これから厳冬期の浅間山に登る人のために登山ポイントを整理すると、
・浅間山は独立峰で風が半端ないので、なるべく風が弱い日を選ぶ。
・浅間山の斜面は風が強いため雪が飛ばされ大量に積もることもなく雪崩の心配は少ない。
・Jバント分岐までは平坦なため1月後半からは雪が多く積もりアプローチが難しくなる。
・火山館には管理人が常駐しているので、最新の状況を聞く事が出来る。

但し、自己責任でお願いします。




自宅を4時30頃に出発して7時過ぎに天狗温泉に到着。
天狗温泉までは途中からダートコースを3.5kmほど走るが道路に雪は全くない。
去年の12月の赤岳登山の時もそうだけどジムニーにスタッドレスタイヤを履かせてきたのにー





7時30分頃天狗温泉出発。一の鳥居まではしばらく緩やかな登りが続く。




ココで道は2本に分かれ、二ノ鳥居で再び合流する。不動滝のあるコースを歩く。




不動滝。かなり凍っているがアイスクライミングが出来るほどは凍っていない。




二ノ鳥居を過ぎてから少し傾斜が増して30分ほど登ると傾斜が緩み歩きやすくなる。




登山道途中からトーミの頭方向。




牙山(ぎっぱ)。この二つの山の間に登山道がある。




火山館に到着。硫黄の匂いがしてくると火山館は近い。
ココでサーモスに入れてきたお茶を飲んで出発する。




真ん中が黒斑山頂上。




ここからが、浅間山と外輪山の間の平坦な場所。




雪の量は去年と比べるとやや少ないが、それでも膝ぐらいまでは積もっている。




去年の冬敗退したJバンド分岐。ここまでラッセルなく踏み跡が続いている。




樹林帯を抜けると浅間山の全貌が見えてきた。
と言っても冬は黒斑山から見ているし、夏には登っているので新鮮味はない。





少し登って振り返ると黒斑山。




いきなり避難シェルター。登りがきつくて途中の写真無し。




前掛山頂上に到着。凄い超特大の海老のしっぽ!伊勢海老級。
こんなすごいの初めて見た。




頂上からの動画。風の音が大きいので音量注意!




頂上から草津・渋峠方向。




黒斑山の後ろに北アルプス。




こちらは八ヶ岳!




急斜面を下るが風が強く体が煽られる。
浅間山の斜面を登る時は、ストックよりもピッケルを持って登った方がいいです。





急斜面の途中の動画。風の厳しさが伝わるかな? 風の音が大きいので音量注意!




35°位の斜面を斜めに下って行く。




今回もSCARPA モンブランGTXを履いていったが、
避難用シェルターの中で休んでいる時に、チョッと足先の冷たさを感じた。





【雑感】

 独立峰のため風を避けるところがなく途中からズーッと風に晒される。シェルターの中も風が通って避けられない。
 赤岳と比べても風を受けている時間が長く、より風対策が必要。
 特に手の寒さは、危険水域を越えていると思う。浅間の斜面を登っている時に右手親指・人差し指・中指の第二関節から上が30分くらい神経が無くなった。更には全く変色とか痛みは無いが、右手中指の先端の神経がかなり弱い。毎回なのでそんなに心配はしていないが、まともに戻るまでひと月は掛る。早く手袋探さないと!

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