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山登り

日蓮宗総本山身延山の七面山(二百名山)に登ってきました~

投稿日:2018年7月21日 更新日:



 7月21日(土)二百名山の七面山にI隊員と二人で登ってきた。

 七面山は、山梨県南巨摩郡にある1,989mの山。文永11年(1274年)に日蓮が開いた身延山久遠寺、また法華経を守護するとされる女神の七面大明神を祀る信仰の山で、日蓮書状「日蓮上人遺文」にも記されており、日蓮の高弟である日朗が開いたといわれる。
 山頂に近い標高1,700m付近の平坦地に建つ敬慎院に七面大明神が祀られている。

 七面山頂上までの標高差は約1,500mで日帰り山としてはそこそこの標高差がある。
 しかし、通常の登山道と違い信仰の山であるため、登山に慣れていない信者でも登れるように、登山口から敬慎院まで五十丁目で区切られており一丁目毎に石灯篭が建てられていて、現在地が判りやすく参拝者にも優しい登山道となっている。また有料だけど、荷揚げ用のロープウェイで荷物を上げることも可能。
 登山口から敬慎院までに二丁目に神力坊、十三丁目に肝心坊、二十三丁目に中適坊、三十六丁目に晴雲坊、の4ヶ所の休憩所が設けてある。


 埼玉を4時に出発し、関越道→圏央道→中央高速を通り甲府南I.Cで降りて富士川沿いの国道52号線を南下。南アルプスの北部玄関口のひとつ、奈良田に向かう県道37号線に入り13kmほど進み、左折し3kmほど進むと登山口に到着する。駐車場も沢山あり余程大きなイベントでも無い限り停められないことは無いと思う。

 駐車場で登山準備を済ませ7時に登山開始。登り始めるとスグに汗が噴き出す。1ヶ月半(磐梯山)振りの登山だし、この災害レベルの高温と湿度で二人ともペースは上がらない。
 短い間隔で休憩を入れながら登る。標高1,000m位になると気温が少し下がり多少体が楽になる。黙々と無心で登り敬慎院の入口「和光門」に到着。ココまでくれば五十丁目の敬慎院は近い。鐘楼で鐘を鳴らしさらに登ると「随身門」に到着。ココが四十九丁目で何故か少し下って敬慎院が五十丁目となる。
 随身門の前は富士山の展望が最高の場所だけど、ガスって全く見えない。
 楽しみに来たのに・・・_| ̄|O

 気を取り直してまずは七面山の頂上へ向かう。荷揚げ用のロープウェイ基地を越えると登山道になる。随身門から頂上までの標高差は250m程度。30分位で到着。
 頂上は木に囲まれ展望全くなし。東側はナナイタガレと呼ばれる崩落地帯。日蓮書状にもこの崩落地帯の記述があり1,000年以上前から崩れていることになる。

 頂上の写真を撮ったら敬慎院まで下り御朱印を書いてもらう。この間にお寺の畳の部屋で休憩させてもらえる。お茶も飲めて無料で休憩できる。
 ココが天然のクーラーで気温が17~18℃で湿度も低く天国のような場所だった。寝っ転がった瞬間気持ち良くて睡魔に襲われる。今日ココに泊まっちゃうなんて会話が自然と出てくる。が、グッとこらえて下山を開始する。下る途中で白装束で登る宗教団体の青年部300人とすれ違った。
 快調に下り15時頃駐車場に無事到着した。

おしまい



「とばしちょし」?????
特色を出したいことは判るけど、看板にスグに理解できない方言は意味なし!






登山口のトイレ。






ココが登山口まで最短の駐車場10台ほど止められる。






駐車場脇に登山口。






五十丁目のスタート地点。






>参拝案内図。






杉の樹林帯を進む。






傾斜は一定でリズムをつかめればスムーズに登れると思う。






杉の巨木が並ぶ。






神力坊。。二丁目は早過ぎない。。。






登山道脇に七面山に関する俳句?が沢山並ぶ






十三丁目に肝心坊






二十三丁目に中適坊






お札(?)が沢山。有名人やお相撲さんの名前から、キャバレーまで・・・






側面に張る場所が無くなり天井ににも沢山。






日蓮宗のお経は南無妙法蓮華経。






四十六丁目の和光門






和光門から並ぶ石灯籠。






登山道脇にのぼりも!。






鐘楼(連打禁止)。






釣鐘を鳴らす撞(しゅもく)が鐘のセンターからズレているのが気になる・・・






I隊員鐘を鳴らす。






りっぱな手水舎。






四十九丁目の随身門到着。






立派な作りでココが1,700mの高地であることを忘れる。






随身門前の富士山展望好立地。
ココは富士山の真西にあるため夏至と冬至には富士山頂上から朝日が昇る。






敬慎院は下山時に寄ることにして七面山頂上を目指す。






チョッとゆるい絵が和ませる。






荷揚げ用ロープウェイ基地。






随身門から上の登山道も整備されていて登りやすい。






随身門30分ほどで七面山頂上到着。






管理人とI隊員で記念撮影。






樹木に囲まれていて展望全くなし。






ガスっていて判り難いがナナイタガレ。






崩落は現在進行形で落ちて間もない樹木が途中に引っ掛かっていた。






サルオガセのクリスマスツリー。






再び随身門。






随身門が少し下った場所に五十丁目の敬慎院。






随身門よりさらにデカい敬慎院。






一の池。
 本社正面右側に続く回廊をくぐると、高山には珍しい大きな池が現れる。その昔、日朗上人が登山してきてこの池のほとりに立ったところ、池に七面大明神が竜の姿で現れたと伝えられていて、今でもある日突然に不思議な波紋が現れることがあると言われる。
 一の池は七面山信仰にかかわる存在で、池そのものが信仰の対象となっていて、池は一年中枯れることのない神秘的な水をたたえている。






一の池正面の祠には水晶玉が祀られている。
 七面山には七つの池があるという伝説があり、六個の池は見た者がいるが七番目の池を見た者はいない、という神秘性をもつ伝説です。
 また七番目の池は竜神が棲む神域の池で、それを犯した者は失明すると言い伝えられている。






規模がデカい七面山でした。






晴雲坊で休憩していると鹿さん登場。






下山後白糸の滝見学。






google mapの衛星画像で見た七面山敬慎院。






【雑感】

 登っている途中はまったく展望が無く、ホントに修行の道で二度と来ないと思いながらも、下山した今では今度敬慎院に泊まってみたいと改心している。^^



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